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ゲームストーミング デイブ・グレイ+サニー・ブラウン+ジェームズ・マカヌフォ著 野村恭彦監訳 武舎広幸+武舎るみ訳

ヒストリーマップ
History Map

  • 組織の歴史観を共有するゲーム 英語版
  • プレイヤーの数: 10~50人
  • 所要時間: 30分~1時間30分
  • 本のページ: p. 99

進め方

  1. 模造紙の下のほうにサインペンで時間軸を描きます。数枚が時系列でつながるよう、紙の 端と端とをくっつけてて壁に貼り、時間軸の下に年を書き入れます。年は適当なところか ら始め、不必要に遠い昔までさかのぼらないこと。長い歴史をもつ組織なら 5年、10年ご との単位にするとよいでしょう。年と年の間には、文字や絵を入れたり付箋を貼ったりす るスペースを十分に取っておいてください。参加者がよく知っていると思われる年や、組 織に大きな成長や変化があった年には、スペースを余分に取っておきます。
  2. 参加者は自分の名前と自画像を付箋に書き、年表の自分の入社年(あるいは入学年など組 織に入った年)の上に貼ります。参加者が貼りに来たら質問をして、組織に対する第一印 象や入社の動機について話してもらいます。「古株」の社員が貼りに来たときには特に注 意が必要です。豊富な経験をもち、他の参加者にいろいろなことを教えてくれるでしょう から、忘れずに話をしてもらってください。「古株」の人々はヒストリーマップを作るとき になくてはならない存在です。
    オプション

    付箋を貼る際、参加者全員を立たせ、入社順に並んでもらいます。参加者同士で尋ね合い ながら誰がいつ入ったのかを確認し、自分たちで列を作ります。順番に並べたら、気づい たことや感じたことを言ってもらいます。

  3. 参加者に次の事柄について質問をします。その答えをもとに、字や絵を使ってヒストリー マップを作っていきます。
    ●組織の成功
    ●学んだ教訓
    ●首脳陣やビジョンの変化
    ●理念の変化
    ●市場の動向
    ●組織の再編成
    ●規制の変遷
    ●収益、社員数の変化
    ●主要プロジェクト、など
  4. 即興で絵を描く自信がなければ、事前にマークを決めておき、書き込んだ内容がどういう 種類のものか、すぐ見分けのつくようにするとよいでしょう(たとえば、成功は星印で、 収益や社員数の増減は矢印で、プロジェクトは道具箱で表すといった具合です)。マップ に内容を書き込みながら、それについてコメントしたり、参加者が自由に答えられるよう な質問をしたりして、会話が途切れないようにします。
  5. 出てきた内容を要約し、どんなことに気づいたか、なぜ組織の歴史が重要だと思うかを参 加者に尋ねます。組織の歴史の中で繰り返し現れる傾向を探し、口頭で歴史を未来に結び つけます。参加者に意見や感想、気づいたことを言ってもらいます。



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