体幹ストレッチ Q&A
どのくらいの頻度で参加するのがよいのでしょうか?
一番よいのは毎回来ていただくことですが、あるいは月に一度でも、数か月に一度でも、ある程度の効果はあります。可能なときに、できるだけ頻繁に参加なさってください。
ご自宅で時間が空いたときにもなさるのもオススメです。
何度か出席なさって、「ポーズ」がだいたい分かったら、ご自宅でもなさってみてください。
ただし、けっして無理はしないこと。「気持ちがいいけど少し痛い」といったところで止めておきましょう。
朝食前とか寝る前とか、あるいは毎週末の朝とか、定期的に行うようにすると、1日(1週間)のリズムができてよいでしょう。
痛いですか?
他人の力を借りずに、ご自分でできる範囲で伸ばしていただきます。少し痛いこともありますが、けっして無理はなさらないでください。慣れてくると、「少し痛いけど気持ちいい」という感覚がわかってきます。その程度まで、身体のさまざまな部分(とくに股関節や肩甲骨の周辺)を伸ばしていきます。
ヨガのポーズとは違うのですか?
一部、同じポーズもありますが、日本および中国に古くから伝わる武術の鍛錬法に基づくもので、ヨガで一般的に行われるポーズではないものがたくさん含まれています。
普通のストレッチとは違うのですか?
普通のストレッチ(「西洋式のストレッチ」と呼ぶことにします)と似た部分をストレッチするポーズもありますが、 以前、講師が西洋式のストレッチを経験したときの体感と比較すると次のような違いがあります。
- 股関節や肩甲骨の周辺、とくに奥の方(体幹部)を重点的に伸ばします。
- 西洋式のストレッチに比べて、細かい部分の微妙な感覚を意識して行います。
- 万人が同じポーズをするのではなく、個人の特徴(体の使い方の癖や以前のケガなどの影響)に合わせて、徐々に自分専用にアレンジしていくようになっていきます。
なぜ、水を持参する必要があるのですか?
ストレッチをすると体内の「流れ」がよくなって、老廃物が外に出やすくなります。水分を十分とって、尿や汗などで排出するようにしてください。
なお、新宿御苑前の会場には11階に、武蔵境の会場には入り口(バス停)のそばに自動販売機があり、ペットボトルの水などを買うことができます。
自宅でもやろうと思うのですが、畳の部屋がないのですが?
講師はフローリングの上に布団を敷いてやっています。このほうが畳よりもやさしい感じです。少し厚手のヨガマットやカーペットなどでも大丈夫でしょう。
フローリングの上でできるポーズだけをやっても効果はあります。ポーズの順番にも意味があるので、できれば順序どおりにやっていただくほうがよいのですが、まったくやらないよりはやったほうがよいでしょう。
子供がやってもかまわないでしょうか?
はい、大丈夫です。小学校3年生ぐらいからなら一人でできるでしょう。それより小さくお子さんがやってもとくに害になることはありませんが、途中で飽きてしまうと思われます。
なお、体力のないお子さんがなさるときは、最初は全部を一度にやらずに、少しずつ始めることをおすすめします。講師と一緒にする場合は講師が注意していますが、お家で親御さんが教える場合などは、最初は数個のポーズにとどめ、徐々に増やしていくことをおすすめします。
これは体力のない大人の方(とくの女性)にも言えることです。けっして無理をなさらず、疲れたと思ったら一旦休憩したり、その日はそこまでで中止したりしてください。急いては事をし損じる。
ストレッチをやっていたら寒くなってしまったのですが、そんなことはあるのでしょうか?
身体の中の「寒気」が出るのではないかと思いますが、そういうことが起きる方は多いです。講師も以前は寒気を感じたことがありました。
何回か続くことがありますが、そのうちなくなってくると思います。
そうこうしているうちに、また寒気を感じるようになったりする場合もあるでしょう。しかし、徐々にその頻度も減ってきます。
ストレッチをやっていたら途中でとても眠くなってしまったのですが、そういうときは寝たほうがよいのでしょうか?
上のように寒気を感じる人もいれば、途中あるいは終わった後で眠くなってきてしまう人もいます。特に体幹ストレッチをはじめてから間もない方に多いです。
身体がリラックスして、うちにたまっていた疲れが出てくるのではないかと思います。
可能であれば冷えないようにして横になって休むことをおすすめします。
それが難しいのであれば、できるだけ暖かくして、無理をしないようにしましょう。暖かい飲み物を飲むのもよいでしょう。
ストレッチをやった翌日、少し体が重いのですが、ほおっておいて大丈夫でしょうか?
ヨガや整体などでも同じことが起こりますが、身体の中にたまっていた身体にとってよくないものが表面に出てくることで、少しだるくなったりする場合があります。この現象は「好転反応」と呼ばれることがあります。
可能であれば冷えないようにして横になって休むことをおすすめします。少しずつ良くなってきます。
それが難しいのであれば、できるだけ暖かくして、無理をしないようにしましょう。暖かい飲み物を飲むのもよいでしょう。
講師の15年以上にわたる経験でも悪くなったまま寝込んだなどという方はいらっしゃいません。皆さん着実に元の体調に戻り、さらに徐々に元気になってきますので、それほど心配なさる必要はありません。
それでも心配でしたら、ご遠慮なく講師にご相談ください。
家でやるときより、講座でやったほうが身体がよく曲がるような気がするんですが、そんなことってありますか?
ほとんどの人がそう感じるようです。集まることで何らかの効果があるのか、他の人がいるから思わずがんばってしまうのか、よくわかりませんが、ともかくそういう現象が起こるようです。
こういったことから考えても、普段家でなさっている方も、可能のな日は講座にいらっしゃるとよいでしょう。
ストレッチの前後で食事をしたりしても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。
このストレッチは武術の流れをくむものです。戦いはいつ起こるかわかりませんので、空腹時でも満腹時でも常に準備ができていなければなりません。ストレッチをするときも、空腹でもお腹に何か入っていても大丈夫です。
ただし、お腹いっぱいだとあまり身体が曲がらないでしょから、少しこなれてからやったほうが良いでしょう。また、酔っ払っているときも避けたほうがよいでしょう。ふらついて転んだりしては危険ですから(まあ、少し飲んだぐらいならば大丈夫だとは思いますが、おすすめはしません。自己責任でなさってください)。
ストレッチをしばらく続けたら、昔痛めたところがまた痛くなってきてしまったのですが、大丈夫でしょうか?
これも上に書いた「好転反応」の一種だと思います。
昔の傷が完全に治癒していないと、ストレッチをして身体の中の流れが良くなることで再び痛み出したりすることがあります。
ていねいにストレッチすることでこの痛みがなくなっていけば、完治に近づいていくことでしょう。ただし、複雑なものの場合、完全に解消できるまでには年単位の時間が必要になる場合もあります。そういった場合、一喜一憂せず、あわてずじっくりと取り組みましょう。