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初めてのJavaScript 第3版 —— ES2015以降の最新ウェブ開発    Ethan Brown著    武舎広幸+武舎るみ訳

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追加情報です。


Node.jsのインストールと実行

この本で登場する例題のほとんどはブラウザで試すことができますが、一部の例の実行にはNode.jsが必要です。特に「20章 Node.js」はNode.jsに関する解説ですので、この章の例題の実行にはNode.jsのインストールが欠かせません(ほかの章のほとんどの例題もNode.jsを使って実行することができます。また「14章 非同期プログラミング」や「18章 ウェブブラウザのJavaScript」の一部の例はNode.jsでしか実行できません)。

Node.jsはインストーラをダウンロードして実行するだけで簡単にインストールできますので、次の手順でインストールしてください。

  1. https://nodejs.org/ をブラウザで開くと、現在の環境に最適なインストーラのダウンロードページに自動的に移動します。
  2. 「Latest Features」(あるいは「Recommended For Most Users」)と書かれたバージョンをクリックしてインストーラをダウンロードし、実行してインストールを行ってください。macOSやWindowsではデフォルトのまま、[Next]を何度かクリックするとインストールが完了します。

Node.jsによるJavaScriptプログラムの実行

Node.jsを使うためにはnodeというコマンドを利用しますが、このためにターミナル(bash)を利用するのが一般的です。

macOSやLinuxでのbashの起動

macOS(OS X)やLinuxの場合はターミナルを起動すれば、その中でbashが実行されます(macOSの場合、「アプリケーション」フォルダの中の「ユーティリティ」フォルダに入っている「ターミナル」というアプリケーションを起動します)。これで、nodeコマンドを使う準備が整います(設定によってはbash以外の「シェル」が実行される場合もありますが、ほぼ同じように使えます)。

Windowsでのbashの実行

Windowsの場合は、バージョン管理システムのGitのインストール時に同時にインストールされる「Git Bash」を使うことでnodeコマンドを実行できます。

このため、まず次の手順でGitをインストールしてください。

  1. ブラウザでhttps://git-scm.comを表示すると[Download for Windows]というボタンが表示されますので、ダウンロードしてインストーラを起動してください。
  2. デフォルトのまま、[Next]を何度かクリックするとインストールが実行されます。

インストールが終わるとWindowsメニューに「Git Bash」というコマンドが表示されるようになります(「Git」というグループの下位の項目として表示される場合もあります)。これを選択することで「Git Bash」(以下bashと略します)を起動できます。

nodeコマンド

bashnodeコマンドを実行すればJavaScriptプログラムの実行ができます。たとえば/Users/xxx/js/example/ch03/ex03-01-1というディレクトリ(フォルダ)にあるmain.jsというJavaScriptファイルを実行するには次のように入力します(「#」の後ろは説明です)。

$ cd /Users/xxx/js/example/ch03/ex03-01-1  # ディレクトリの移動
$ node main.js   # nodeコマンドでmain.jsを実行

なお、次のようにディレクトリを変更せずに直接JavaScriptファイルの位置(絶対パス)を指定して実行することもできます。

$ node /Users/xxx/js/example/ch03/ex03-04-1/main.js

下の図に、ターミナルでの実行例を示します。


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bashの使い方(補足)

bashのコマンド編集機能など

bashでは上矢印キー(↑)で、前のコマンドを再度表示することができます。 たとえば、次の2つのコマンドを、途中で結果を確認しながら連続して実行したいとします。

$ node ch15/ex15-01-1/main.js

<結果を確認>

$ node ch15/ex15-02-1/main.js

2つ目のコマンドを入力するもっとも単純な方法は全部を頭から入力するものですが、この場合、1が2になっているだけで、たった1文字しか違いがありません。

このような場合には「↑」を押すことで、前のコマンドを再度表示することができます。 再表示してから、矢印キーで左に移動し、01の1を2に変えてからreturnキーを押すことで、簡単に2つ目の例題を実行することができます。

bashでは「↑」を含め、次のような「キーボードショートカット」を使うことができます。

なお、これらは、いずれもEmacsというエディタで使えるキーボードショートカットと(ほぼ)同じです。EmacsはUnix/Linuxの世界で長い歴史をもつ高機能エディタです。類似のキーボードショートカットは、いろいろなアプリケーションでテキストを入力する場所で使えることがあります。たとえば、macOSのSafari、Firefox、Google ChromeのURL入力欄で、上のショートカットを試してみるとおもしろいでしょう。

応用編

これまでにあげた編集機能だけでもずいぶん楽になりますが、まだまだ機能があります。

このほか次のような機能もあります。


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