次の文の訳として適していると思われるものを、下の4つの中からひとつ選んでください。(saute = 〜をソテー<炒め物>にする)
I often saute sliced apples with a bit of butter when we have pork.
a. 私たちが豚肉を食べるとき、私はしばしば薄切りのリンゴを少しのバターで炒め焼きにする。
b. ポークを食べるときには、多くの場合、スライスしたリンゴをバター少量で焼く。
c. 豚肉には、薄切りリンゴをバターで焼くことが多い。
d. うちでは豚肉料理には、よくリンゴのスライスのバターソテーを添える。
正解はdの「うちでは豚肉料理には、よくリンゴのスライスのバターソテーを添える」です。
oftenの意味を辞書で引くと「しばしば」という訳語がお決まりのように載っています。硬い文章ならいざ知らず、この「しばしば」を上の例文が含まれているような文章や日常の会話などで自然に使うことなどあるのでしょうか。ほとんどないと言ってもよいでしょう。それなのに、なぜ昔からoftenの訳語として「しばしば」が当然のように最初の方に載っているのか、不思議です。
このように、英和辞典の訳語は必ずしもそのまま翻訳に使えるものではありません。ある単語の意味についてきちんと調べたい場合には、英和も英英も含めて、さまざまな意味、さまざまな訳語を熟読し、原文の文脈に添って自分なりの解釈をする必要があります。その上で納得のいく訳語を自分で決めましょう。
この講座では何度も「ある単語の、なじみの深い意味を機械的にあてはめてはいけない」という翻訳の基本ルールについて説明しますが、ここでは「辞書の訳語をそのまま機械的に使わない」というルールについて解説しました。
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