追加情報
出版後判明した情報や訳者が使っているワザなどをご紹介します。
日付は月/日/年の順番です。
更新履歴
- Dockのアイコンの大きさを簡単に変更 (10/18/2013)
- Safariで検索結果やURLのページを別ウィンドウ(タブ)で開くショートカット (7/23/2013)
- Unixコマンドラインツール(gcc、m4など)のインストール (5/9/2013)
- Safariのアドレス欄にマウスで検索対象をペーストしたときに、すぐに検索を始める (4/21/2013)
3章 Safari
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検索結果やURLのページを別ウィンドウ(タブ)で開くショートカット(7/23/2013)
Safariウィンドウの一番上のアドレス・検索欄(URLや検索語を入力する欄)にURLや検索対象語を入力してから、shiftやcommandを押しながらreturnをすると、検索結果や入力したURLのページを別のタブやウィンドウで表示できます。- shift+return ―― 別ウィンドウで表示してそのウィンドウを手前に表示。入力した文字列が選択されている
- command+option+return ―― 別ウィンドウに表示。ただし、現在のページが一番手前に表示されたまま
- command+return ―― 別タブに表示。ただし、現在のページが表示されたまま
- command+shift+return ―― 別タブに表示して、そのタブのページを表示
- option+return ―― 入力した文字列を全選択(command+Aと同じ?)
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Safariのアドレス欄にマウスで検索対象をペーストしたときに、すぐに検索を始める(4/21/2013)
- ほかのアプリなどで検索したい文字列をマウスの右クリックでコピーします。
- Safariのアドレス欄に右クリックで検索文字列をペーストします。
- ペーストしたあとで下に表示される候補をクリックするとすぐに検索が始まります。
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Safari(バージョン6.0以降)でPDFファイルがうまく表示されなくなってしまったとき
次の手順で「プラグイン」(古くなったり使う必要がないもの)を削除すると表示されるようになるかもしれません。- Safariを終了します。
- Finderでcommand+shift+Gを押し、/Library/Internet Plug-Ins/と入力します。
- このフォルダにAdobePDFViewer.plugin、AdobePDFViewer.plugin、PDFViewerといったファイルがある場合、すべてをゴミ箱に移動します。
- Safariを起動して確認してください。
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SafariのTop Sitesにワンタッチで新しいページを加える
Top Sitesとは[履歴]→[Top Sites を表示]を選択すると表示される、よく使うページのサムネール(縮小画像)一覧のページのことです)。- [表示]→[ツールバーをカスタマイズ]で[Top Sites]のアイコンをツールバーにドラッグして、ツールバーに[Top Sites]のアイコンを表示しておきます(そもそもツールバーが隠れていたら、[表示]→[ツールバーを表示]でツールバーを表示しておいてください)。
- Top Sitesに表示したページに出会ったら、URL(アドレス)の左に表示されている小さなアイコンをツールバーの[Top Sites]のアイコンの上にドラッグ&ドロップします。
- [Top Sites]のアイコンをクリックすると、先ほどのサイトが左上に追加されているので、ウィンドウ左下の[編集]ボタンをクリックして、追加したサイトのサムネールを適当な位置に移動します。
- ウィンドウ左下の[完了]ボタンを押します。
ちなみにGoogle ChromeとFirefoxについても調べてみました。
機能 | ショートカット | ||
---|---|---|---|
Safari | Chrome | Firefox | |
別ウィンドウで表示してそのウィンドウを一番手前にする | shift+return | ? | ? |
別ウィンドウに表示。ただし、現在のページが一番手前に表示されたまま | command+option+return | ? | ? |
別タブに表示。新しいタブの内容を表示 | command+shift+return |
option+return (検索欄でも) |
|
別タブに表示。表示は変わらず | command+return | ? | |
シークレットモード(Chrome)あるいはプライベートブラウジングのモード(Firefox)で新しいウィンドウを開く | ? | command+shift+N | command+shift+P |
検索文字列としてではなく、URL(の一部)として解釈 | ? | ? |
command+returnでwww.xxx.com を表示? shift+returnでwww.xxx.net を表示? |
8章 Dock
- optionキーを押しながら(Dockをふたつの部分に分けている)「アビイ・ロード」の縞模様をドラッグすると、Dockのアイコンを簡単に大きくしたり、小さくしたりできます。
11章 ウィンドウ
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いろいろなアプリで、書類を保存したり開いたりするときに表示されるダイアログボックスを便利に使う
[開く]や[保存][別名で保存]などのダイアログボックスで、ファイル名などの右側にある▼印をクリックしてダイアログボックスを拡張したときに、ファイルやフォルダの並び順を自分の好みや状況に合わせて、変えることができます。- フォルダ名の左に表示されるアイコン をクリックすると、名前や変更日などを基準に表示されるファイルのリストを並び替えることができます。たとえば、ここで[名前]を選択しておくと、現在選ばれているフォルダ内のファイルが名前の順に並びます。また、[変更日]を選択しておけば、最近変更したファイルをすぐに選択することができます。
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ここで一番下の[なし]を選択しておくと、[リストビュー]で表示したときに、[名前][変更日][サイズ][種類]などの項目をクリックすることで、その項目を基準にファイルを並べ替えることができます。最近変更したファイルを選択したければ[変更日]をクリックして並び替えれば即座に選択できますし、ファイル名で探したければ、[名前]をクリックすれば名前順に並ぶので見逃しを防ぐことができます。
13章 キーボード、マウス、トラックパッド
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#170の補足
Emacs風のショートカットは「メール」でも使えます。また、次のショートカットも有効なようです。- control+Tで前後の文字が入れ替わります。たとえば、「semianr」と入力してしまったとき、「n」の上にカーソルを置いてcontrol+Tを押すと「seminar」となります。
- control+Vで次のページに(約1画面分)進みます。
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[システム環境設定]→[マウス]の項目の活用
[システム環境設定]→[マウス]の項目にチェックを入れておくと、いろいろな動作が素早くできます。 訳者が特に気に入っているのは次の操作です。- [ポイントとクリック]→[スマートズーム]をチェックしておくと、1本指でマウスの表面をダブルタップ(2回連続タップ)をするとSafariで簡単にズームできます。
- [その他のジェスチャ]→[Mission Control]をチェックしておくと、2本指でマウスの表面をダブルタップするだけで、Mission Controlを起動でき、アプリケーション(ウィンドウ)の切り替えが簡単に行えます。
16章 ネットワーク
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「画面共有」でicloudのアカウントを使わずに接続
「画面共有」を使うときのワザです。iCloudを利用しているとファインダの[共有]欄に表示されている他のマック(「Mac B」とします)をクリックするだけでiCloudのアカウントを使って接続してしまうことがあります。こうすると、ユーザーが違ってしまうので、画面共有の際に「Mac B」側のキーボードを使ってパスワードを入力しないと画面共有ができなくなってしまいます(「Mac B」が遠くにあるときは大変です)。
この場合、次の手順で一旦接続を切ってから再接続すると、パスワードの入力なしで使えるようになります。- ファインダで「Mac B」を選択して、[接続解除]をクリックして一旦接続を解除します。
- [別名で接続]をクリックして再度[接続]します。このときに、「Mac B」のユーザー名とパスワードを入力します([パスワードをキーチェーンに保存]してあれば、パスワードはあらかじめ入力されています)。
- ファインダのウィンドウで[画面を共有]をクリックして「Mac B」の画面を共有して利用します。
17章 Time Machineとセキュリティ
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Time Machine用ディスクの暗号化
10.8ではTime Machine用に新しいディスクを指定するときに[暗号化]をオンにすることができます。ただし、このオプションをオンにすると最初に暗号化処理にかなりの時間がかかります。訳者が試したところ、1TBのディスクのパーティションを暗号化するのにほぼ丸1日かかりました。
21章 プログラマ御用達
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Unixコマンドラインツール(gcc、m4など)のインストール(5/9/2014)
最近のOS XではXcodeをインストールしただけではコマンドラインツール(gcc、m4など)がインストールされなくなりました。
Xcodeを起動し[Preferences]→[Downloads]で、[Command Line Tolls]の右の[Install]ボタンを押すとインストールされます。(memo.yomukaku.netより)
付録B
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iCloudのウェブサイトからiWorkの書類のダウンロード
iCloudのウェブサイトで、iWorkのアプリ(Pages、Keynote、Numbers)の書類をダウンロードできます。
ただし、テキストエディットやプレビューでiCloudに保存した書類をダウンロードすることはできません。
このほか、メール、連絡先、カレンダー、メモ、リマインダを使うことができます。 -
ダイアログボックスでiCloudを消す
iCloudを使ってはみたけれど、ダイアログボックスにiCloudがいつも出て使いにくいので使うのを止めたいと思った方は、[システム環境設定]→[iCloud]で[書類とデータ]のチェックを外すと[開く]や[保存]などのダイアログボックスにiCloudが表示されなくなります(もちろん、これをする前に、必要なファイルはマックに保存(移動)しておいてください)。
その他のワザ
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アプリの複製
アプリの複製を作れば、2つ以上アプリを起動できます。ただコピーしただけではcommand+tabを押した時に区別がつかないので、複製したほうのアイコンを少し変えておけばよいでしょう(#187参照)。訳者はエディタのemacsを3つ起動して、用途を分けて利用しています。command+tabで切り替えられるので便利です(古くからあるアプリはメモリもあまり消費しないので、複数起動してもそれほど負荷はかかりません)。ただし、環境設定用のデータなどを共有することになるので、アプリによって注意が必要です。 -
purgeコマンドでメモリをあける
アクティビティモニタで[システムメモリ]のタブをクリックしたときに、円グラフの青い領域(現在非使用中)が多くなってしまってメモリを多く必要とするアプリを新たに起動するのに不安なようなら、ターミナルで次のコマンドを実行してみてください。「現在非使用中」の領域の多くを解放することができます。ただしこのコマンドの実行のために、ある程度の時間システムがほとんど動かなくなります(私の経験では、通常10秒程度です)。purge
このコマンドはディスクキャッシュを解放(purge)するものですが、メモリの解放も行われるようです。次のページに詳しい議論があります(英語) ── Using purge to free inactive memory on Mac OS X